〜豊橋鉄道・7300系〜
7300系は1997年7月2日に行なわれた1500V昇圧に合わせて名鉄から譲渡を受けた車両です。
名鉄時代も7300系を名乗っていました。名鉄7300系は1971(昭和46)年にパノラマカー並の
新製車体と3800系の足回りを組み合わせて生まれた車両で、片側2扉で車内は転換クロスシートと
なっています。 名鉄7300系は2連9本と4連3本の計30両が活躍していましたが、そのうちの28両が豊橋鉄道に 渡っています。豊橋鉄道では2連10本と4連2本の在籍で、赤にクリーム帯の基本塗色のほか、 黄色に緑の帯の編成やパープルに白帯の編成と3種類のカラーがありました。 この7300系はつりかけ駆動で加減速性能に劣ることから、当初の昇圧による増発という目的が果たせず、 元東急7200系の新1800系に置きかえられることとなり、豊橋鉄道での活躍はわずか4年足らずという 短命でその役目を終わることになります。なお、2連2本のみが予備で残るということです。 |
7300系の車内です。2扉で転換クロスシートが並びます。 7308、三河田原にて。(2000/04/04) |
7304-7204の2連と7302〜7202の4連は黄色に緑の帯が塗られています。画像の2連は「なのはな号」の
愛称がつけられています。 7304-7204、高師にて。(2000/02/24) |
7307-7207の2連と7303〜7203の4連はパープルに白帯に塗られています。7307-7207には「なぎさ号」の
愛称がつけられています。 7303〜7203、高師にて。(2000/02/24) |