〜福岡市交通局〜


 九州の地下鉄は福岡市交通局だけで、開業したのは1981年7月26日のことでした。地下鉄の中では 比較的開業が新しい方の路線です。当初は空港線の天神〜室見間で営業を開始し、その後 1983年3月22日には博多への乗り入れを開始(当時は仮駅)と同時に、国鉄(JR)筑肥本線との 相互乗り入れが始まりました。そして1993年3月3日には博多〜福岡空港間が開業、JRと西鉄の 連絡や空港アクセスを担う、福岡市の重要な路線として機能しています。
 車両は開業当時からの1000系、福岡空港延伸開業用として登場した2000系、そして1997年度から 1000系を車体更新し、制御装置なども交換した1000N系の3形式が在籍しています。どの編成も ATOを搭載していますが、実用化したのはここが初めてではないかと思います。

※写真をクリックすると、各形式の詳細ページに飛びます。


1000系 1000系
走行音[fu1000ca.ra/220KB]
収録区間:空港線 西新→藤崎
制御方式:電機子チョッパ制御(日立)
※1000系は三菱製のチョッパを使っていたようなのですが、私が見かけた編成は なぜかすべて日立でした。ATOやワンマン機器を搭載した先進的な装備で、1982年の 鉄道友の会ローレル賞を受賞しています。ドアチャイムの音色は独特です。
1000N系 1000N系
走行音(3レベルIGBT)[fu1000na.ra/225KB]
収録区間:空港線 西新→唐人町
制御方式:VVVFインバータ制御(日立3レベルIGBT・1C4M2群制御)
※1997年度から1000系の更新が始まり、全車両への車椅子スペースやLED案内表示器の設置とともに 制御装置がチョッパからIGBT素子使用のVVVFインバータ制御に変更になりました。基本的に2000系 2511編成と同じ物ですが、回生が切れるのが少し早いです。また、運転席の窓が曲面ガラスに 変更され、少しイメージが変わっています。

走行音(2レベルIGBT)[fu1000nb.ra/228KB]
収録区間:空港線 藤崎→西新(2001.09.03)
制御方式:VVVFインバータ制御(日立2レベルIGBT・1C4M2群制御?)
※2001年度の更新初陣となった1519F(第10編成)は、制御装置がこれまでの3レベルIGBT素子のものから 2レベルIGBTのものに変更となりました。非同期音の高さがまったく違うのが分かります。

2000系 2000系(GTO車)
走行音[fu2000ga.ra/232KB]
収録区間:空港線 西新→唐人町
制御方式:VVVFインバータ制御(日立GTO・1C8M制御)
※福岡空港延伸時に登場した2000系はGTO素子使用のVVVF制御となりました。メーカは日立です。 なお、ドアチャイムの音が1000系とは異なります。

走行音(VVVF真上)[fu2000gb.ra/RA3.0-ISDN Mono/474KB]
収録区間:空港線 天神→赤坂
※日立のVVVFということで、VVVF装置の真上で収録してみました。装置からの音がしっかり入ります。

2000系2511編成 2000系(IGBT車)
走行音[fu2000ia.ra/224KB]
収録区間:空港線 藤崎→西新
制御方式:VVVFインバータ制御(日立IGBT・1C4M2群制御)
※2000系の4次車にあたる2511編成はVVVF制御装置がGTO素子からIGBT素子のものに変更されました。 メーカは同じく日立のものです。また車内の案内表示器も従来のものとは異なっています。


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(C)音鉄館/OTOTETSU-KAN/おとてつ 1997-2009 作成:1999年4月30日 最終更新:2009年1月25日
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