〜函館市交通局〜


 函館市電の起源は、1895年(明治28年)の亀函(きかん)馬車鉄道で、1987年(明治30年)には 函館馬車鉄道に改められました。1911年(明治44年)には函館水電に買収され、1913年(大正2年) には北海道初の電化路線となりました。その後いくつかの企業の手を経るという複雑な歴史 をたどり、1943年(昭和18年)11月に函館市が買収し、現在に至っています。
 路線網は大正時代にほぼ完成し、かつては5系統の路線がありましたが、1978年11月にガス 会社前〜五稜郭駅前が廃止され、1992年4月と1993年に相次いで一部区間の廃止があり、現在 は湯の川〜谷地頭間の2系統、湯の川〜函館どっく前間の5系統のみの運行となっています。 路線延長は10.9kmで1372mm軌間、架線電圧は600Vとなっています。
 近年は800形の車体を載せ替えた8000形への更新、2000形・3000形といったVVVF制御車の 増備がありました。また元都電7000形である1000形のうち、1007号車は都電色に塗られてい ます。さらに1992年の函館市制施行70周年記念の一環として、雪2号が「箱館ハイカラ號」 として1993年5月に復元されました。

※写真をクリックすると、各形式の詳細ページに飛びます。


3000形 3000形
走行音[hkd3000a.ra/115KB]
収録区間:千歳町→昭和橋
制御方式:VVVFインバータ制御(東洋電機GTO初期型)
※コンプレッサーの音がうるさかったのですが、割と良く収録できた方です。

2000形 2000形
走行音[hkd2000a.ra/139KB]
収録区間:松風町→新川町
制御方式:VVVFインバータ制御(東洋電機GTO初期型)
※3000形と同時期に登場した函館市交初のカルダン車・VVVF制御車です。

8000形 8000形
走行音[hkd8000a.ra/195KB]
収録区間:堀川町→昭和橋
制御方式:抵抗制御(つりかけ駆動)
※8000形は800形の車体更新車で、足回りは種車のものが流用されていますが、車体は新製されて います。現在8両が在籍し、街中ではもっとも頻繁に見られる形式のひとつです。

710形 710形
走行音[hkd710a.ra/107KB]
収録区間:湯の川温泉→市民会館前
制御方式:抵抗制御(釣り掛け駆動)
※2000・3000形以外はすべて釣り掛け駆動車です。

箱館ハイカラ號 30形39号車(箱館ハイカラ號)
走行音[hkd30b.ra/205KB]
収録区間:宝来町→青柳町
制御方式:抵抗制御(釣り掛け駆動)
※青柳町へ向けて上り坂ですので、力強いサウンドが楽しめます。


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(C)音鉄館/OTOTETSU-KAN/おとてつ 1997-2009 作成:1998年12月13日 最終更新:2009年1月25日
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